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 組合は,大分大学教職員組合からの要請を受けて,以下の要請文を大分大学学長宛に送付しました.

2011年11月21日

国立大学法人大分大学
学長 北野正剛 殿

東北大学職員組合 執行委員長 駒井三千夫

労働協約の一方的破棄・改定の見直しを求める要請書

 貴職におかれましては、日頃より大分大学の教育・研究等の発展にご尽力なさっていることに敬意を表します。

 東北大学職員組合は、本年7月22日に大分大学教職員組合に対して通知された、6つの確認書の一方的破棄ならびに基本協約改定の通告について、深い憂慮の念を抱きつづけてきました。さる10月20日に確認書の一方的破棄が強行されたことは誠に遺憾の極みであり、同じく国立大学法人の労働組合である私たちとしては、傍観するわけにいかなくなりました。
 貴学が大分大学教職員組合との間に締結し、このたび破棄するにいたった6つの労働協約、および改定を企図している基本協約は、貴学において時間をかけてつみかさねられた労使協議が結実した信頼関係の証左に他なりません。いうまでもなく労働協約は労使対等の原則を具現化する文書であり、その変更・解約には双方の信義誠実の原則に立つ話し合いが不可欠です。貴職もそのことはよくご理解のことと存じます。
 しかしながら、このたびの労働協約の一方的破棄ないし改定計画は、その客観的・合理的理由が不鮮明であるどころか、組合の弱体化を図る支配介入という不当労働行為の疑いが強いといわれてもしかたがありません。またそれは、貴学において今まで培ってきた労使の信頼関係を一挙に崩壊させるものでもあります。このような事態は、貴学にとって、けっして有益でないばかりでなく、今後の大学運営に禍根を残す結果になるのではないかと案じております。
 労働協約の一方的破棄および改定計画は、前学長時代に作られた方針であると伺っております。本組合は、貴職の公正なる良識とご見識により、貴学における組合弾圧ともいえる事態が回避されるとともに、貴職が大分大学教職員組合との誠実な協議・交渉の上に相互信頼関係の回復に努められんことを強く要請いたします。ぜひとも、健全な労使関係の構築にむけた積極的な取り組みに立ち戻られるよう願ってやみません。

以上


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