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東北大学職員組合50周年記念

八嶋 博人 ヴァイオリン リサイタル

         ひろこ
ピアノ:渡邊 洋子
5/28(金) 18:00開場,18:30開演
戦災復興記念館・記念ホール
入場料:¥1,500


八嶋氏ポートレート 八嶋博人
HIROTO YASHIMA
プロフィール


 仙台市に生まれる。幼少より現岡幹博氏に、後、海野義雄氏に師事。ジョゼフ・シルバースタイン氏にも親しく教えを受けた。1983年に渡欧し、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学に入学。名教授、ジャンドール・ヴェーグ氏のマスタークラスで学ぶ。1987年にディプロムを取得して卒業。在学中からソリスト、室内楽奏者として世界各地で演奏。多くの批評家、識者から“並外れた技量、大胆かつ繊細、卓越したソリスト”などと高く評価され、注目を集める。現在ドイツ・ハノーヴァー在住。幅広いレパートリーを持ち、音楽祭、放送出演、録音多数。現代曲の初演も多く手がけ、自作のカデンツァもいくつか発表している。初のソロCD「スーヴェニール」はドイツのプロ音楽家向け専門誌“ダス オルケスター”から絶賛され、ドイッチェ ヴェレ放送協会を通じて全世界に放送された。
渡邊 洋子 <ピアノ> プロフィール
 岩手県宮古市出身。
 武蔵野音楽大学音楽学部ピアノ科卒業。第59回読売新人演奏会に出演。1990年、フランス「アヌシーミュージックフェスティバル」参加、エレーヌ・リシュパンに師事。フェスティバルコンサートでは好評を博す。第37回全東北ピアノコンクール第3位。1994年、中新田文化賞受賞。
 現在、バッハホールをはじめ、各地で室内楽を中心に活動中。宮城県中新田町にてピアノ教室を主宰、後進の指導にもあたる。
 これまでに、木下登代子、三神昭子、野呂愛子、辛島輝治、馬場那岐子、ゲオルグ・ヴァシャヘーリの各氏に、室内楽を馬場省一氏に師事。

プログラム

1. J.ケージ
  (1912〜1992)
ノクターン(1947)
2. L.v.ベートーヴェン
  (1770〜1827)
ソナタ第9番 イ長調 作品47
“クロイツェル”
1.アダージョ・ソステヌート ─ プレスト
2.アンダンテ・コン・ヴァリアツォオーニ
3.フィナーレ(プレスト)
─休憩─
3. N.パガニーニ
   (1782〜1840)
24のカプリース作品1から
第1番 アンダンテ
第19番レント─アレグロ・アッサイ
第24番クワジ・プレスト(主題と変奏)
4. F.クライスラー
   (1875〜1962)
愛の喜び
愛の悲しみ
美しきロスマリン
5. J.マスネー
   (1842〜1912)
タイスの瞑想曲
6. P.d.サラサーテ
   (1844〜1908)
ツィゴイネルワイゼン作品20
八嶋博人さんとの想い出

 八嶋さんが学生時代、同じ研究室でした。温厚な人柄で気さくで礼儀正しい人でした。ヴァイオリンは幼少の頃からやっていたようで、研究室にいた頃は、月一回東京へ行って海野義雄氏に師事していたように聞いていました。
 佐藤宗幸が脚光をあびていた時代、宗幸のコンサートにはいつもヴァイオリンの演奏をしていたようです。宗幸のレコードシングル版の裏にソロで演奏したり、紅白にも出場しました。そのうち音楽活動が忙しいのか研究室で顔を合わせることがなくなりましたが、時々お父さん(東北大の名誉教授)から電話があったことを覚えています。学校の方は修士で卒業。当時乗っていた愛車(軽で古くなった赤いスポーツカー)が走行十万キロになったというその道端で記念写真をとったというエピソードを覚えています。宮城フィルのコンサートマスターになって、その後、ドイツの放送局の第一ヴァイオリン奏者になったという話は聞いていました。
 私事ですが五月二十八日は妻の誕生日なので一緒に聴きに行きます。楽しみにしています。

壱岐房彦(元精密工学科)
八嶋さんのCDを聴いて…

 八嶋さんはすばらしい!!!
 あっさりと聴きやすい。でも欧米のヴァイオリニストとは一味違った日本人らしいあたたかな情が感じられる演奏。

左近拓男(コンサート実行委員)
私が八嶋さんの名前を忘れない「ワケ」
 八嶋さんを知ったのは彼が修論の実験に用いるテストピースのNC加工を依頼に来られたときで、この仕事が多くの学生の中から彼の名前を忘れない大きな思い出となった。彼は、長身に長髪で、学生時代から音楽家として活躍していたようで、どこか芸術家のにおいがした。
さて、テストピースの加工であるが、改めて図面を出してみると転造(金属材料に高硬度の型を押し付けて製品にする加工法)実験用のもので、円弧がいくつか組み合わされたものとなっている。実験が遅れていたのか急ぎの作業だった気もする。私は、この加工の途中で大きな事故を起こしてしまった。
 当時のコンピュータはプログラムを紙テープで作っており、紙テープの破損に備えてコピーを作っておくのが常識である。このコピーの際にパンチャーの不調で数値の間に空白ができてしまい、コンピュータがこれを「ゼロ」と読み、一桁数値を大きくしてしまった。ちょうど加工側に早送り移動の個所で、切削工具が加工物めがけて突進したわけである。
 さて、後日、修理と相成ったわけであるが、事故の連絡をすると担当の方は「アッ、ぶつけましたか」と軽い返事。返事が軽い割には重い請求であった。しかし、ご安心下さい八嶋さん、大学の事務書類の煩雑さから、やれハンコが足りない、記入漏れがあると再三にわたって書類を戻されているうちに、とうとう請求が来なくなってしまいましたから....。
阿部 幸勇(工学部)

「並外れた音楽の喜び」をあなたも.
  大胆,繊細,理想的とドイツで絶賛!

批評その他から

“若き日のハイフェッツを思わせるテクニシャン”
(日本弦楽指導者協会報)
 
“モーツァルトのヴァイオリン協奏曲ニ長調K.218を表情豊かに把握し,感動的な人生のひとときを創造した.”
(バーディシェスタークブラット)
 
“ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲において,輝かしいテクニック,もっとも高いポジションまで暖かく,輝くような音と創造的なきらめきを示した.”
(ホーエンローエクライス)
 
“大胆さと繊細さを兼ね備えたヴァイオリン弾きとして最も理想的な感覚を持っている.”
海野義雄氏
 
“楽器を楽々とあやつる天与の術をこころえた繊細な音楽家だ.”
シャンドール・ヴェーグ教授
 
“非凡な演奏会─並外れた技量
音楽学校におけるマチネーは大きな拍手喝采に沸いた.”
(ハノーファーシェ アルゲマイネ ラントクライス ツァイトゥング ノートル)
 
“ペーター・ヴェッセルの「ヴィジオ・トリフォルミス」において卓越した演奏解釈を示した.”
(ハノーファーシェ アルゲマイネ)
 
常に信じられないほどリラックスして難曲を征した.”
(ハノーファーシェ アルゲマイネ)
 
“大向をうならせる技術的確実さをもって演奏し,着想豊かな表現を一層きわだたせた.”
(ダイスター ヴェーザー ツァイトゥング)
 
“広く豊かな音楽を奏でていた.”
(音楽の友 1994年12月号)
 
“輝きと激情,一切の無駄を廃したヴィルトゥオーゾ”
(ゲッティンガー ターゲブラット)
 
“輝かしい演奏.聴衆は力強い拍手で応えた.”
(シャウムブルガー ナッハリヒテン)
 
“色彩豊かで,動的に変化に富んだ演奏.何の苦もなく弾いているように見えて,それは技巧的に驚くべき勝利であり,途方もないものであった.聴衆は魅せられ,嵐のような拍手喝采で興奮した.”
(ゲネラルアンツァイガー)
 
“名人芸と音で聴衆を魅了した.”
(ハノーファーシェ アルゲマイネ)
 
“超絶技巧の手腕を証明し,驚嘆すべき演奏の喜びが聴衆を残らず被った.”
(ダイスター ライネ ツァイトゥング)
 
“聴衆は並外れた音楽の喜びを経験した.テクニックの軽快さと確実な運弓技術をもって超絶技巧を実証した.”
(ハノーファーシェ アルゲマイネ)
 
“卓越したソリスト,最高の熟練度で圧倒した.”
(シャウムブルガー ナッハリヒテン)
 
“全ての技術的問題を理想的な凌駕のうちに克服し,さらに,旋律的内容のための際立った感覚を意のままにした.”
(ダス オルケスター 1996年4月号)
 
“最高の成果,特に素晴しい演奏会”
(シャウムブルク リピッシェ ランデスツァイトゥング)
 
“楽器からおよそ可能な全ての響きを引き出し,深く印象に残る技術的敏捷さをもって,創造的精神豊かに演奏した.”
(ハノーファーシェ アルゲマイネ)
 
“並外れて素晴しい演奏会.輝かしい技巧だけではなく,表情に富んだ音楽的表現によっても聴衆を感動させた.”
(シャウムブルガー ヴォッヒェンブラット)


前売券のお求めは,お近くの支部執行委員または本部書記局まで…

東北大学職員組合結成50周年記念コンサート実行委員会
(事務局 婦人部)
E-mail 
TEL:022-227-8888,5029  FAX:022-227-0671


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