2005年8月8日
国立大学法人東北大学副学長
男女共同参画委員会委員長
野家 啓一 様
国立大学法人東北大学職員組合
執行委員長 吉田 正志
本職員組合が6月22日付けで貴委員会宛に提出した「要請」に対し、8月2日付けの貴委員会の「回答」を拝受いたしました。
まず、本職員組合の「要請」を受け止め、真摯に対応していただきましたことに厚く感謝申し上げます。
また、貴委員会における審議の結果、准職員・時間雇用職員の男女比がトータルで約1(男):2(女)であること等から、本職員組合の「要請」事項は貴委員会が取り扱うべき問題とは考えにくい、との結論に至った旨のお知らせを受けましたが、その結論を尊重いたします。
ただし、この数字自体に問題がないわけではありません。たとえば、男性職員が定年退職した場合、2、3年間働ける時間雇用職員のポストを大学から紹介されることがあるようですが、女性職員についてはそのような声がまったくかからないと、定年退職した元組合員から訴えられたことがあります。もしこれが事実ならば、それ自体性差に基づく不都合ですし、また、これが是正されれば男女比も変化して女性の比率が高くなると思われます。
なお、本職員組合の「要請」のうち、�時間雇用職員への病気休暇及び忌引き休暇の付与については、2回にわたる本職員組合と大学当局との団体交渉の結果、今年度試行という形で実現いたしました。しかし、�准職員・時間雇用職員への3日間の有給夏季休暇の付与については今年度は実現せず、来年度に向けて検討を継続するということに止まりました。
それはともかく、男女共同参画を目指して貴重な活動を続けておられる貴委員会の存在はきわめて重要です。本職員組合も、国立大学法人東北大学を性差にかかわらず働きやすい、また働きがいのある職場にすることを目指しておりますので、この点で今後とも貴委員会と協力し合える場合があるものと信じます。
貴委員会のますますのご活躍を期待するとともに、本職員組合も男女共同参画社会実現のために活動を継続することを申し述べて、「回答」をいただいたお礼といたします。
以 上