東北大学理事(人事担当)
折原 守殿
2008年12月2日
東北大学職員組合女性部長
武藤 弘子
いつもお世話になっております。
職員組合女性部は、今年度「男女が互いにその人権を尊重しつつ互いに責任も分かち合い、性別に関わりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現」を目標に、働きやすい職場作りをめざして運動を進めているところです。
さて、組合から法人側に提出した団体交渉の要求項目の中に、とくに女性の就労環境に大きくかかわるものとして、『12 次世代育成支援対策推進法に基づく「東北大学一般事業主行動計画」の実現状況を説明すること』の要求項目を盛り込んでいます。
本日の団体交渉では、女性部独自の要求を具体的にお話しする時間がないかと思われますので、下記の通り、要望及び質問をさせていただきます。書面にてご回答ください。
これらに関しては、周知は進んでいるように思われます。また、女性職員が育児休業を取得している例もかなり見受けられます。しかし、男性の取得についてはいかがでしょうか?取得したら昇格に悪影響を及ぼす、男性が育児休業なんてとんでもない、という風潮が依然として残っていないでしょうか?男性が取得しやすい環境づくりを求めます。
次に、年次休暇取得の促進についてです。大学の一般事業主行動計画では子育て世代について、19日を育成の日とすることや、入学式や授業参観などに休暇をとることを強く働きかけるとあります。日常的にそのような働きかけをしている職場はどのくらいあるのでしょうか?また、子育て世代でなくても、親族の介護や、自分の病院通い等で休暇を取得したい人が休暇を取りやすい職場環境になっているでしょうか?人員が減らされ、周りの人に迷惑がかかるからと年次休暇を取りたい時に取れず、病気を悪化させている人はいないでしょうか?メンタルヘルスのカウンセリングにかからなければならない職員も増えています。良好な職場環境づくりに努めるよう強く要望します。また、一人ひとりの業務量に差が出ないよう、適正な人員配置を求めます。
教員 ( 人)
職員 ( 人)
その他( 人)
( %)
法人化後、労基署の指導を受けて、サービス残業は減少しているように見えます。しかし、職員自らが実際に残業している時間より少なく申告したり、早朝勤務や休日出勤の際の勤務時間に関して申告しなかったりという例はまだまだ見受けられます。また、実働分を支払うからいいという考えは長時間労働につながります。一人ひとりの職員が人間らしい生活を営むためにも、適正な人員配置を強く求めます。
女性の登用・採用の拡大は以前よりは進んできていますが、まだまだ男性優先の人事がなされているように感じております。また、現在50歳代の女性職員の多くは、昔は男性優先の人事によって、現在は若手優先の人事によって冷遇されています。処遇の改善を強く求めます。
今回の要求項目12に関する法人側への私たち女性部からの要望・質問は以上です。
私たち女性部も、東北大学一般事業主行動計画にありますよう、誰もが安心して働き続けられる環境作りをめざし活動を続けてまいりますので、これからもご協力よろしくお願いいたします。
質問の回答はできれば1月中旬くらいまでいただけるとありがたいです。