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働く上での私たちの権利
准職員、時間雇用職員のみなさん,
 労働条件や私たちの権利を再確認しましょう

「ブラック企業は許されない」という声が,社会の中で圧倒的に大きくなってきています.働く場には,法や就業規則で定められたさまざまなルールがあり,私たち労働者の権利が明記されています.それを逸脱した,私たちの権利を侵害するような働かせ方は,場合によっては罰則を伴う違法行為となります.もういちど,私たちの権利を確認してみましょう.

労働時間と残業
長時間働かされていませんか?残業手当はきちんと支払われていますか?

有給休暇
休みはちゃんともらえていますか?

労働条件の変更
労働条件の一方的な不利益変更は違法です.

組合に入ってわが身を守ろう

上記のようなさまざまな権利は,しかし実際の職場では簡単に無視されてしまうことが多いのはご存知の通りです.一人で上司に異議申し立てをするのはものすごく勇気のいることですし,上司は命令を出す立場,わたしたちは指示される立場という権力的な関係にあって,上司がダメだといったことをひっくり返すのは簡単ではありません.

このような,強い使用者と弱い労働者を対等の立場に置くために作られるのが労働組合です.労働組合には法律によって強い交渉権限が与えられており,使用者と対等の立場で交渉ができます.日本では(そして世界の常識では),労働者は労働組合を作って,集団で使用者と交渉を行って自分たちの労働条件を決めていくのが原則です.法律の体系も,労働者は労働組合を作ることが前提になって組み立てられています.労働者は集団になって初めて使用者と対等の立場に立てるのです.

実際に,組合から申し入れや交渉をすることで,付け回しされていた残業時間に対して残業手当を支払わせたり,「更新することがあり得る」に一方的に変更された契約を「更新する」に戻させたりした例もあります.


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