ホームに戻る

健康・労働・生活実態調査

実施期日 1998年2月
集計数 女性 42(84%) 男性 8(16%)

 国公女性協でとりくんだ健康・労働・生活実態調査に東北大婦人部も便乗し、50名の方に協力していただきました。その結果を独自に下記のように集計してみました。
 内容的には回答者50名(男8、女42)のうち、20代が8%、40歳以上が80%となっています。年齢構成の反映なのか、予想以上に健康面での自信のなさが伺いしれ、精神的重圧と身体的自覚症状について考えさせられました。

1998年11月 東北大学職員組合婦人部

A 職種

 一般事務  28(56%)
 研究職   5(10%)
 専門職   16(32%)
 その他   1(2%)
 合計   50(100%)

B 年齢

 20〜24  2(4%)
 25〜29  2(4%)
 30〜34  6(12%)
 35〜39  0(0%)
 40〜44  5(10%)
 45〜49 13(26%)
 50〜59 22(44%)
 合計  50(100%)

C 雇用形態

 正規    39(78%)
 常勤パート  5(10%)
 臨時非常勤  6(12%)
 合計    50(100%)


1 あなたの疲れの回復についてお答えください

※「翌日に残る」は30%、「いつも疲れている」は12%で、全体として半数近くの人が疲れていることを示しています。

2 あなたは最近、次のような自覚症状がありますか?

  1. 体がだるい               12(5%)
  2. 頭がほんやりしたり冴えない       11(5%)
  3. いつも眠い               8(4%)
  4. 朝起きたとき気分が優れない       11(5%)
  5. 心配事がある              12(5%)
  6. 自信がもてない・劣っていると思う    6(2%)
  7. 頭痛・頭が重い             14(6%)
  8. 肩が凝る                27(11%)
  9. 腕や手足の痛み、しびれ         7(3%)
  10. 腰がだるかったり重い、痛い       18(7%)
  11. 胃の調子が悪い             13(5%)
  12. 目が疲れる、しょぼしょぼする      37(15%)
  13. 声がかすれる              5(2%)
  14. イライラ、ちょっとした事がカンにさわる 9(4%)
  15. 些細なことが気になる          9(4%)
  16. 何かでパーっとうさばらしをしたい    22(9%)
  17. 好きなことでもやる気がしない      6(2%)
  18. 帰っても仕事が気に掛かって困る     6(2%)
  19. ゆううつな気分がする          10(4%)
    合計                  243(100%)

※目の疲れ、肩がこる、身体がだるい、頭痛、胃の調子が悪い、などの順になっていますが、OA機器操作の仕事がかなりの時間を占めていることも影響していると考えられます。過密労働による健康面からの働き方を見直すことが重要に。また、常に仕事が頭から離れない、心配ごとがある、人間関係に神経を使って、そこから生じるストレスの結果「ウサバラシをしたい」に比率が高いのが気になるところです。

3 あなたがからだの具合が悪くて仕事を休もうと思っても休めなかった場合、その主な理由は何ですか。

※「仕事が多忙」38%、人員不足で体制がない、同僚への気兼ねなどで休暇も取りにくい状況がうかがえます。

4 あなたには常用している薬がありますか?

※ビタミン剤の常用が20%、その他の18%が目薬の常用で目の疲れと結びつきます。

5 あなたの今の健康状態をどのように見ますか?

※約60%の人が健康に不安があるとしています。

6 あなたの仕事についてどんな感じを持っていますか。

※仕事が単調でおもしろくない。やりがいがなくて将来に展望がもてない。10%
新しい技術や機器の導入で大変だ。16%
多忙で身体的、精神的にきつい。15%
職場の人間関係やいつも仕事のことが頭から離れない。20%
見合った賃金が払われていない。17%
仕事に生き甲斐を感じてる人は3%と大変低く、考えさせられます。

7 あなたは、仕事をやめたいと思うことがありますか?

※「いつも」、「時々」を含めると68%が仕事を辞めたいと「思っている」ことがわかりました。人べらし一元化にともなう職場の多忙化、人間関係など、課題として残ります。

8 あなたは、ストレスをどんなことで感じますか?

※(1)人間関係がトップで40%、(2)仕事の悩み18%、(3)仕事に対する評価が17%、さらに、女性の場合、「子育て」「介護」の負担などもストレスの増加につながりそうです。


ホームに戻る