「新ガイドライン関連法案の廃案を求める宮城県・大学人のアピール」
いま、「新ガイドライン関連法案」が国会で審議されています。この法案は、アメリカが引き起こす戦争に日本を否応なく巻きこみ、これに協力させるためのものにほかなりません。「周辺事態」に対する「後方支援」という名目の下に、自衛隊を「軍事行動」に参加させるとともに、日本の道路、港湾、空港、病院などをアメリカ軍のために利用できるようにしようとしています。これは、安保条約さえも無視した、まさに「戦争法案」にほかなりません。この「法案」が成立するようなことになれば、私たち市民の平和で自由に生きる権利が脅かされるばかりでなく、アジアの平和をも脅かすことになります。侵略戦争に対する真摯な反省のうえに立って戦争を放棄し戦力を保持しないことを国民の総意として宣言した日本国憲法の下で、この「法案」は決して認められるものではありません。この「法案」を廃案に追い込むことは、かつて日本の侵略戦争に苦しめられたアジアの人々に対する私たちの責務でもあります。 宮城県では、多くの県民の願いに反して、王城寺原でのアメリカ軍の軍事演習がたびたび強行されています。アメリカの軍人や車両などの輸送のために、いまでも仙台空港や仙台港が一方的に利用されています。だからこそ、宮城県民は「新ガイドライン関連法案」を決して許すことができません。 日本国憲法と教育基本法の下で、私たち大学人は、何よりも平和と民主主義を大切にし、研究と教育の発展のために力を尽くしてきました。この立場から、私たち宮城の大学人は「新ガイドライン関連法案」に反対し、これを廃案にするよう強く訴えるものです。 この「アピール」にご賛同たまわりますよう何卒宜しくお願いします。 |
宮城県の大学・高専にお勤めで,このアピールに賛同いただける方は,事務局:東北大学職員組合書記局まで,E-mailをお寄せ下さい.アドレスはtouhokudai-syokuso@ma5.seikyou.ne.jpです.頂いたmailは事務局にて転記して署名に加えます.また,mailが使いにくい方,メールサーバのパンクを気づかって下さる方はお名前・所属とアピールに賛同いただける旨を記して,ファックスで227-0671までお送りください.
5月13日に記者会見を行います.ぎりぎり13日の朝までは署名をお待ちしております.
連絡先:東北大学職員組合 tel:022-227-8888, ext 5029,3349 fax:227-0671