ホームに戻る小特集の目次に戻る

1998年12月3日

東北大学総長
阿部博之 殿

東北大学職員組合 教務職員対策委員会



教務職員の待遇改善に関する要望書


 貴職におかれましては、総長就任以来お忙しい公務のなか教職員の待遇改善と教育研究条件の改善に向け努力されておられることに敬意を表します。

 さて、ご存知のように私たち教務職員は教育職俸給表の適用を受けながら、官名は「技官」となっており「教育職であって教官ではない」と言う矛盾を持った職に置かれながら、大学の研究・教育の発展のため日夜努力を致しております。この、教務職員制度の持つ本質的な矛盾から、長期在職者に対する処遇の改善はなかなか進展しておらず、給与の頭打ちとなる高位号俸者が多く在籍しております。
 東北大学では、これまで学内各層のご努力により一定の処遇改善が行われてきましたが、全国的な状況から見るとまだまだ遅れております。このことは数字にも表れており、全国に868名(4/1現在)いる教務職員の1割以上の91名が東北大学に在籍しております。東京大学60名,大阪大学26名,京都大学28名と比べてもその多さは群を抜いています。
 現在、教務職員問題が国大協の大きな関心事となっており、委員会のなかで議論が行われているという事を聞いております。今、この進展が私たち教務職員の大きな関心事となっております。
 国大協の副会長でもある貴職が、私たち教務職員の処遇の改善について十分理解を 深められ、東北大学に於いて早急に次のような取り組みを行っていただけますようお 願いいたします。

  1. 来年度の概算要求に教務職員の上位級への定数振り替えを行うこと
  2. その際、予算定員のない部局については全学的な援助のもと定数振り替えの要求を行うこと
  3. 全学で教員の空き定数を積極的に活用し教務職員の待遇改善を行うこと
  4. 行政職をはじめ他の職への移行を希望する者には、移行により不利益にならぬよう努力すること

以上


<私は上記の要望を支持します>

[署名欄]


ホームに戻る小特集の目次に戻る