東北大学に働く教務職員の皆様
拝啓
例年になく早く寒さが訪れたように感じておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。毎日、元気にお仕事に励まれていることと存じます。
さて、私たち東北大学職員組合が教務職員の待遇の改善と地位の確立に向けて長い間取り組みを行ってきたことは、先日差し上げましたお手紙でも御理解いただけたかと存じます。
今、この教務職員問題について、問題を解決しようとする動きが大きな進展を見せようとしております。
まず、国大協(国立大学協会:国立大学の学長の協議機関)が、来年6月の総会を目途にこの問題の解決に向けて検討を行うことを11月の総会で了承したことです。これは、国大協第4常置委員会(待遇問題を議論する委員会)委員長の東京農工大の梶井学長が私たちとの会見で明らかにしたもので、「来年4月には第4常置委員会としての検討結果を出したい」としております。
次に、国大協の副会長でもある東北大学の阿部総長が、教務職員問題に対してこれまでの総長にはない理解を示しておることです。
このような状況の中で、私たち職員組合は、これまで多くの部局長と話し合いを行い、この問題解決に向けて一定の理解を得てきております。しかし、情報の不足などもあり、まだよく理解をされていない教官の方々が多いと感じております。
そこで、今回、評議会などで教務職員問題が話題になった際に、阿部総長がこれまで私たちに話された方向を貫くことができるよう側面から支援する意味も込めて、同封いたしました「要望書」を提出する事に致しました。
91名おられる全ての教務職員が、この事に理解を示され御署名いただくことが大事だと考えております。お忙しいこととは存じますが、よろしくお願いいたします。
なお、返信用封筒を同封いたしましたので、12月14日までにご投函いただけますようお願いいたします。
師走を迎え寒さが益々厳しくなることと思います。くれぐれもお体にはお気を付け下さい。
敬具
1998年12月3日
東北大学職員組合教務職員対策委員会
追伸:ご質問,ご意見などございましたら、下記までご連絡下さい。
阿部幸勇(Koyu ABE)
工学部機械航空工学科
宇宙機システム工学講座
TEL:217-6973
E-mail: abe@space.mech.tohoku.ac.jp