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第三号議案

2001年度運動の基調と重点課題

[1]たたかいの基調

(1)組合の基本的な目的は、私たちの職場である大学の教育・研究の充実・発展と、それを支える教職員の待遇改善による生活向上をめざすことにあります。そのためには全大教に結集し、職場での要求運動を強め、文部科学省交渉、人事院交渉、総長交渉等で要求を実現することが求められます。
 今、国立大学法人化の嵐が吹き荒れています。このような情勢の中で組合は、学内多数派の形成をめざし、組合員拡大を重視して取り組みます。

(2)また、大学らしい組合運動として、「国民のための大学」「いかなる権力からも自由で創造的な大学、地球の未来をつくる大学」をめざします。そのためには、大学の自治を破壊し、大学を政府・財界の思うがままにする「大学の構造改革の方針」「国立大学法人化」を許すわけにはいきません。大学の自治、学問の自由および自律性原理を基本に真の大学改革をすすめていくことが求められています。
 同時に、私たちをとりまく情勢を正しく把握するとともに「医療制度改悪」「有事法制三法案」等の逆流を阻止し、平和や民主主義を守るため、国民と共に運動をすすめることが重要です。

[2]重点課題

(1)東北大学に働くすべての教職員に組合の重要性を訴え、とりわけ、すべての新入教職員に組合加入を呼びかけます。
 同時に、大学の法人化の動向をにらみつつ、「非公務員化」反対の運動を強め、学内多数派を形成するため組合員拡大を推し進めます。特に、定員外・パート職員の継続雇用を求め、その組織化に取り組みます。

(2)引き続き、国立大学法人化に反対する運動を重点課題とし、法人化への具体的な動きの問題点を指摘し、すべての教職員に情報発信と宣伝を行います。また、教育・研究の発展のために、国の責任を明らかにしていくとともに大学の自主性・自律性の拡大を追求します。

(3)制度の廃止も視野に入れて、教務職員問題の抜本的解決に取り組みます。

(4)国民のための医療を目指し、そのために不可欠な看護職員の大幅増員運動を重視します。

[3]たたかいの目標

(1)組合の組織の強化・拡大及び財政の確立をめざし取り組みを強めます。

(2)教職員の生活と権利の擁護、各職種の地位の確立をめざし取り組みを強めます。

(3)大学の教育・研究の充実と民主化をめざし取り組みを強めます。

(4)地球環境と平和・民主主義および文化の課題について取り組みを強めます。

(5)地域共闘・他団体との共同等の運動を進めます。

(6)要求実現を図るため、交渉機能の充実・強化に取り組みます。要求項目の集約のため専門部・対策委員会の強化を図るとともに、総長交渉の議題は、支部代表者会議等に図り、要求内容の充実をめざします。

(7)組合員のための福利厚生活動の充実を図ります。「アイリスプラン」による利用者もふくめ、教職員共済の取扱いを全教職員に拡大します。また、組合のない大学へ異動した組合員の教職員共済利用を可能にします。

(8)組合員の国立大学・高専間の異動の際には、単組間で連絡を緻密にし、全体として組合員減にならないような体制づくりにとりくみます。

(9)次代の組合の担い手を育成するため、とりわけ青年部・婦人部活動の強化につとめます。また、若い世代の多い事務職員、看護師、助手層への組織拡大は強力に推し進めます。

(10)具体的要求目標は職場討議をへて決定機関で決定します。


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