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労使協定のモデルとチェックポイント
―時間外労働・休日労働と裁量労働制を中心に―

 法人化を目前にして、就業規則の制定と労使協定締結に向けた作業が急ピッチで進められています。皆様の所属する事業場でも、労働者過半数代表者の選出が行われたかと思います。

 しかし、大学当局・法人化推進本部による労使協定の説明は十分ではなく、具体的にどのような文案の労使協定を、どのような段取りで検討すべきかについて、各事業場の過半数代表者がイメージしにくいこともあるかと思います。

 東北大学職員組合は、各事業場の過半数代表者や、過半数代表者とともに活動する職場代表の皆様をサポートするために、労使協定のモデルとチェックポイントを作成いたしました。もとより、労使協定は、事業場毎に労働者過半数代表者と使用者代表者が自主的に結ぶものですが、本資料をその参考としていただければ幸いです。

 この文書のファイルは職員組合ウェブサイトに置いておきますので、ダウンロードして会議資料に引用したり、改編して実際の協定作成に使っていただくこともできます。今後、情勢の推移に応じて修正版を出すこともあり得ますので、組合サイトを随時ご確認ください。

 なお、職員組合では、就業規則と管理運営制度を中心とした「法人化にあたっての重点要求」も発表しております。こちらもダウンロードして使えますので、就業規則への意見書作成にあたって参考にしていただければなお幸いです。

2004年3月

東北大学職員組合

放置できない誤字がありましたので,修正しました.3月22日以前にダウンロードされた方は,改めてダウンロードしてご覧下さい.

7ページ。時間外労働・休日労働に関する協定書

(誤)
第6条(正当な労働組合活動の保障)
 第4条の規定は、労働組合員が当該事項に関して組合を通した団体交渉や協議を求めることを妨げるものではない。

(正)
第6条(正当な労働組合活動の保障)
 第5条の規定は、労働組合員が当該事項に関して組合を通した団体交渉や協議を求めることを妨げるものではない。

3月22日


労使協定のモデルとチェックポイント
―時間外労働・休日労働と裁量労働制を中心に―

PDFファイルをダウンロード(52kb)

Wordファイルをダウンロード(96kb)

全体は16ページに及びますので,ここでは目次のみ掲載します.ぜひ,上記リンクから全文をダウンロードしてご覧下さい.

労使協定とは何か?

(1)労使協定とはそもそも何か

(2)具体的にどのような協定が提案されているのか

(3)就業規則や労働協約とはどう違うのか

(4)過半数代表者は何をすればよいのか

(5)労使協定案に問題があれば、修正や締結拒否をしてもよいのか

(6)大学が提案している協定案に問題はあるか

1.時間外労働・休日労働に関する協定(36協定)のチェック・ポイント

(1)36協定とは何か

(2)長時間労働・不払い残業をなくす姿勢を明確にさせる

(3)協定届だけでなく協定書も作成する

(4)時間外・休日労働の可能性がある教職員すべてが対象に

(5)具体的事由・業務の種類・労働者数の提案を、誤解のないものとする

(6)労働時間についての注意

(7)有害業務は1日2時間が限度

(8)有効期間は1年

(9)法律上の制限は、明記しなくても有効

(10)納得がいくまで協議を継続

時間外労働・休日労働に関する労使協定書(モデル)

2.専門業務型裁量労働制に関する協定のチェック・ポイント

A.制度をよく理解するために

(1)専門業務型裁量労働制とは?

(2)「みなし労働時間」とはどういうことか

(3)教員に具体的なメリットはあるか

(4)注意事項やデメリットはあるか

B.導入する場合の制度設計

(1)協定届だけでなく協定書も作成する

(2)適用対象の範囲に迷う場合

(3)負担増に報いる制度への展望

(4)教員の健康と福祉を確保する措置を活用する

(5)苦情を申し出やすくする

(6)有効期間は1年にする

専門業務型裁量労働制に関する労使協定書(モデル)

過半数代表者お役立ちリンク集

東北大学の案(学内からのみアクセス可能)

組合の政策提案・意見文書。この文書や「重点要求」を含む。

色々な法律の条文を確認したいとき

労働基準法についてやさしく解説

様々な分野の労働問題Q&A

過半数代表者のための参考文献集


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