准職員・時間雇用職員の方々から組合に寄せられたご意見は,先に私たちの声を聞いてください—准職員・時間雇用職員のみなさんから組合に届いたご意見—としてご紹介しました.11月28日の限定正職員採用発表を受けて,さらにご意見が寄せられています.多くの声から掲載可能なものを一部抜粋しました。[ ]は編集段階で付した補足です。
「今回、私は不合格でした。輪をかけるように、内訳の開示でショックを受けました」「今回の試験に私は、出来レースに組み込まれていただけなんだ・・・と感じたからです。対外的には、84%合格しましたと大学側は言うつもりでしょう。(16%の人達は、能力不足なんですという裏言葉を含めて・・・)」「毎年、契約が更新されるだろうかという不安を抱えているため、私はハローワークの人と長い付き合いになり、顔見知りです。その人も心配をしてくださっていたので報告をしました。試験が難し過ぎたという私に、ハローワークの人は『どんな問題だったの?』と聞いてきました。とっさに出たのは、『ライバルの耳に試験内容が流れる可能性があると思うと、言いたくないんです。』という言葉でした。これは、本心です。[業務]一般の試験を受けた私達は何の情報もなく、雲を掴むような状態で試験に挑むことになりました。後から受ける人達は、多少なりとも情報が入ってきます。そのことにすらずるいという気持ちになってしまうのです」
「限定正職員に応募しましたが不合格でした。非常勤職員でしたが、今まで事務担当としてかなり貢献してきたつもりでしたが、想定内とはいえ、このような結果となり残念です。以前、回覧で回ってきました文教ニュース10月9日号に人事企画部長の非常に不愉快な発言が載っておりました。「非常勤のくせに何を文句言っているんだ」と言わんばかりの、人を馬鹿にした感じがして怒りを覚えました。」
(注)当該『文教ニュース』には、恐らく「国における人事制度等に関する説明会」(文科省)と思われる会議後に開催された「情報交換会」での東北大学人事企画部長の挨拶が掲載されている。「今日の会議で出た同一労働同一賃金となると仰天の数字が待って沈鬱な思いがしております(爆笑)。無期転換制度について本学は『3千人を雇い止めする東北大』とマスコミに書かれ、国会でも取り上げられ、関係各位には大変ご迷惑を」「5年が上限というルールはすでにあって…毎年合意書まで取っている」等とある。
「私は持病があり、「障害者雇用促進法に基づく採用」[無期時間雇用職員]を志願しましたが突然あった課長との面談にて、「来年度の更新は難しいという結果になりました。良いですか?いろいろあるんだよ」と言われ、そこでは何も言えず、結果、申請上では「辞退」という表現に代わっていました。また、ハローワークに私の業務内容の求人票が上がり、その問い合わせも入っています。体調が悪い中、3月まで仕事が続けられるか毎日不安です」
「採用時期により任期の無い方[独法化以前からの雇用者]が合格されていました。ちょうど5年ルールにかかる人は周りでは全員不採用でした。これまで長年に渡り勤務されてきた方が合格されるのは当然かと納得いたします。しかし、様々な契約時期や、ルールの改正時期によるものなのか、私も東北大学と雇用契約を結んでからは、5年を越しているのは事実です。周りで不採用になった方々も何らかの理由で5年を越して今も勤務しているのにも関わらず、今回継続雇用を希望したのにも関わらず不採用なのには納得できません」
「私は限定正職員(一般)に応募しましたが不採用でした。近年の東北大学のブラック企業ぶりに、むしろ不採用で良かったかもしれないと思うようになりました。合格した人をみると、フルタイムで応募した人が6時間にされています。私は今までフルタイムで働いてきて、応募したのもフルタイムです。○○[部局名]は常日頃からお金がないと言われているので、こうなると最初からフルタイムで採用するつもりがなかったのではないかと思われます。もともと採用するつもりがないなら応募しませんでした。
エントリーシートを作成する時間、WEBの試験の時間、面接試験の時間と交通費、昨年度末からの期待が全て無駄でした。○○が採用したい人材は最初から決まっていたのではないかと勘繰ってしまいます。とんだ茶番に付き合わされた気分です。○○では、事務の不採用者は4名です。
応募する前から合否発表後の今まで、試験に関する説明を事務長から一切受けておりません。勝手に受けて勝手に落ちた、という感じになっています。本部では上役からのフォローが一人一人あったと聞きました。○○は不採用者はほったらかし状態です。ひどい仕打ちです」
「業務(特殊)に応募したところ、ある日上司から「5年目が優先だから今回は」と小論文まで進めませんでした。予算の関係もあるだろうし大学経営も大変なのは理解してはおります。諸先輩が優先なのも当然ですので(じゃあ応募資格を3年以上ではなく5年目でとすればよいのに。)とも思いましたが、しょうがないと自分を納得させました。ですが、先日の大学発表の受験状況等を見て愕然しました。
「合格率100%」?!?!
選考方法は総合評価になっているので、小論文に進めなかった私も受験者数に入っているのに??どうやら亡き者にされてしまったようです。私だけですか?運がわるかったのですか?
100%じゃないですよね?それを見た来年3年目4年目で応募する予定の方々も(受かるんだ!)と思いますよね?」
「総長の回答について感じたことは、落胆と驚き、呆れです。これが組織のトップとしての回答でしょうか?実態を把握せず、現場で起きている混乱をなかったことのようしています」「法律を遵守するという態度を装いつつ、実態は雇止めを行うことを決定していると、自ら言っているにすぎない回答です。限定正職員制度により優秀な人材が集まるだろうといっていますが、馬鹿げた話です」